エンジンオイルを冷やすオイルクーラー

オイルクーラーとは

バイクには、普段乗っているだけでは把握できないほどのさまざまなパーツが使用されています。
オイルクーラーもそのひとつで、走行時に発生したエンジンオイルの熱を逃がすための大切な役割があるのですが、多くのライダーは無頓着でバイクに乗っているのではないかと思います。

オイルクーラー内部にはエンジンオイルが循環しており、エンジンオイルの熱を外に逃すことができるような仕組みになっています。
簡単にカスタムすることができるパーツですので、バイクの走行性能をUPさせたい人、バイクの寿命を長持ちさせたい人は、一度オイルクーラーの点検をしてみることも大切かもしれません。

オイルクーラーの仕組み

バイクというのは、エンジンを動かしてモーターを作動させ走行する仕組みですから、エンジンを動かす際、当然のことながら熱が発生します。
エンジンが動くとエンジンオイルが熱されますので、この熱を逃してあげないと熱がどんどん蓄積していまいます。

バイクエンジンの熱を逃すための冷却システムが搭載されているのがオイルクーラーです。
オイルの温度が上がり過ぎてしまうとバイク本体の寿命を縮めてしまうことにもなりかねませんので、ツーリングに出かけることが多いライダーなどは、オイルクーラーの仕組みについてきちんと調べておくことをおすすめします。

オイルクーラーを取り付ける方法

オイルクーラーに電動ファンを取り付けることによって、エンジンの加熱を防ぎ、快適な走行をキープすることができます。
オイルクーラーをバイクに取り付ける際には、エンジンとフロントフォークの間にオイルクーラーを取り付ける、あるいはシリンダーヘッドに取り付ける、ヘッドライト下に装着するといった方法があります。

フロントフォークとエンジンの間は走行風が当たりやすい場所なので、オイルクーラーの冷却効果を最大限に活用することができます。
シリンダーヘッドに取り付けた場合には、走行風が当たりやすいだけではなく、車高を低く見せられるといった予想外のメリットも得ることができます。
石の跳ね返りなどを予防するために、金属製メッシュを装着すれば万全です。

オイルクーラーを取り付けた場合には、油圧計もあればさらにバイクをベストコンディションにキープすることができます。
「◯◯℃を超えた時点でオイルクーラーを装着することが必要」などといったように、基準をしっかりと設けておくことによって、四季を通じて効率のいいツーリングが楽しめます。
メンテナンスに慣れていないライダーは、最寄りのバイクショップで専門家の意見を聴いてみましょう。
こうすることによって、バイクを常に最善の状態に保つことができます。