シールドの選び方

運転中の風から体を守るシールド

バイクに乗る時には必ず装着をすることが義務付けられているヘルメットですが、より快適に走行するために活用していきたいのがシールドです。
シールドはヘルメットの前面につけて視界を確保するためのグッズで、フルフェイスヘルメットやジェットヘルメットなどでは最初から付属しているものも多くあります。

シールドは上下に移動できるようになっているので、必要な時には目の前にかぶせて、視界が悪い時には開くようにします。
最初から付属している製品をそのまま使ってもよいのですが、自分がよく乗るバイクシーンに合わせてカスタマイズしていくことによりさらに使いやすくしていくことができます。

主なシールドの種類として、透明の「クリアシールド」やまぶしさを少し抑えることができる「スモークシールド」、直射日光など強い光を防いでくれる「ダークシールド」や「ミラーシールド」があります。

シールドはサングラスと同じく偏光率が異なるものが販売されているので、実際に試しながら使っていくのがおすすめです。

シールドを選ぶときに気になるのが、必要な場面以外での視界の確保です。
例えば夏場にキャンプツーリングをするときには、昼間の走行では激しい日光が降り注ぎますが、夜になると真っ暗になって視界が悪くなります。

よく「スモークシールドは夜でも見えるか」という質問を見ますが、確かに偏光率の高いものは夜になると光をほとんど通さなくなるのでシールドをつけたまま走行するのが不可能になります。

ですのでもし昼間から夜間にかけて長く走行をする予定であるなら、シールドは偏光機能のないものを選び、視界の調節はゴーグルやサングラスで行うようにするのがよい方法となります。

シールドの活用シーン、選び方

シールドは外気から物理的に運転手の顔と目を守ってくれるので、激しい日光だけでなく風やゴミなどを防ぐこともできます。
また運転中に雨が降るとどうしても視界が悪くなりますが、シールドをつけておくことでしっかり前を見て運転していけます。

冬の寒い時期もシールドを付けることによりその冷気から顔を守ることができるので、季節に関わらずつけておくことがおすすめになります。

女性ライダーなど顔の前面が開いているジェットヘルメットが人気ですが、その場合顔全体をすっぽりと守ってくれる「バルブシールド」という丸い形状のものが便利です。

ジェットヘルメットの場合、ゴーグルなどで目元のみを守る方法がよくとられていますが、運転中に顔全体に受ける風はかなり強いものなので、できれば顔全体を覆うことができるタイプにするのがおすすめです。

運転中の光量によって視界を調節したい人には、ヘルメットにシールドを二重に取り付けることができるグッズもあるのでそうしたものも上手に利用してみてください。