若い世代のライダーの交流ができるバイクと音楽とアート「NEUTRAL」
「NEUTRAL」はこれまでのバイクイベントとは全く違ったアプローチで開催されている、音楽とアートをバイクに融合させたイベントです。
主催しているのはMotoBeと複数の協力企業で、メインターゲットとして若者ライダーを設定しているところに新規性があります。
若者のバイク離れが伝えられている現在ではライダー人口も次第に高齢化する傾向にあり、若者にとってはバイクの免許が取りづらい状況となってしまっています。
ですがバイクは今も昔も魅力的な乗り物であり、自動車にはない自由度があることからその魅力をもっと広く若い世代に知ってもらいたいところです。
NEUTRALはまさにそうした趣旨で始められたイベントであり、アクセス環境のよい両国で、現役若者ライダーにより主催をされました。
協力企業としては二輪メディアコンサルティングのMOTO JAPANと老舗のライダースメーカーであるKADOYAがあります。
イベントではDJがノンストップで音楽を会場で演奏するだけでなく、イベントに参加した人の愛車の排気音をその場で録音してリミックスしてくれるというような珍しい試みもありました。
普通バイクイベントは朝早い時刻から昼過ぎくらいまでの短い時間で行われるものなのですが、NEUTRALでは10:00～20:00までという非常に長い時間まで行ってくれるというところも新しい点です。
もう一つの目玉となっているのがバイクとアートの融合で、若者から人気の高い「ベスパ」にペイントをその場で行うというライブパフォーマンスイベントがあったり、バイクに乗る時のコーディネートをその場で行ってくれたりといったようなおしゃれに楽しむためのバイクをさまざまな角度から提案してくれています。
イベントの目玉である飲食ブースでも珍しいメニューが多く提供されており、なんとバイクイベントとしては極めて異例にアルコール類も提供されていました。
参加をする魅力とおすすめの人
NEUTRALへの参加がおすすめになるのはなんと言っても周囲にあまり仲間のいない若いライダーです。
もちろん往年のベテランライダーでも全く問題ないのですが、メインターゲットとしてこれからバイクの魅力を知ってもらいたい若者を設定していることから、同年代と交流を深めたいという人に特におすすめとなっています。
2018年の開催実績としては2018年9月29日（土）に両国駅駅前スペースを使用しましたので、必ずしもバイクで訪れなくとも電車で参加をするということも可能です。
2018年にはあいにくの雨となってしまいましたが、あいにくの悪天候にもめげることなく新しいバイク世代を育成するという熱い志を持った人たちが数多く会場に訪れました。
今後も同様のイベントの開催が予定されていますので、新しいバイク世代を感じたい人はぜひチェックしてみてください。