ヤマハの月極ライダー

ヤマハの新サービス、月極ライダー

ヤマハで月極ライダーという新しいサービスが始まっています。
バイク業界はここ数年若者のバイク離れが深刻です。
そこでバイク業界を活性化するための一つの方法として注目が集まっています。

月極ライダーは名前の通り月額制でバイクを貸し出ししてくれるサービスです。
扱いとしてはリース契約をすることになります。

レンタルするバイクは中古バイクです。
一般的なバイクのリースは1年単位になりますが、月極ライダーは最短で30日から利用できて最長で6か月まで借りられます。
30日以降はいつでも返却が可能です。

月々の利用料金はバイクの販売価格の7.5%になっています。
販売価格というのはバイク購入時の支払総額です。
バイクを購入するときにかかる車検取得費用や登録手数料、自賠責保険といったものの価格も含まれます。

そのため月額でのレンタル料はバイクによって差があるものの1万円から5万円ほどです。
バイクの本体価格や排気量の大きさだけでなく、バイクの状態によっても価格の違いは出てきます。

月極ライダーは安いのか

月極ライダーを利用するにあたって気になるのが価格が適正なのかどうかということです。
普段バイクを購入するとなると初期費用が掛かります。
月極ライダーであれば初期費用が掛からないのであまりお金がない人でも手軽にバイクを利用できる点はメリットが大きいです。

ヘルメットはレンタル料が2000円かかりますがバイクカバーやチェーンロックといった道具は無料でレンタルできます。
そのため初期費用として数万円用意できていればすぐにバイクに乗り始めることが可能です。

保険や補償もつけられています。
対人対物は無制限ですし、搭乗者傷害は500万円まで、人身傷害や車両保険はついていません。
必要最低限の補償はカバーできる内容です。

追加で費用が掛かることもある

初期費用も少なく毎月の利用料も適正範囲内といえる月極ライダーですが、新たに料金が発生するケースもあります。
例えば傷や盗難が起きたときです。
これはどのようなものをレンタルしてもかかるものなのでさほど気になる内容ではありません。

気を付けなければならないのが定額なのはひと月当たり500㎞までというルールです。
30日間で500㎞以上使用した場合には1㎞あたり20円追加料金を支払います。
そのためバイクをレンタルして長距離走ることが想定されている人は高額になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

ただし、追加料金が発生したとしても多くの人にとってはレンタルバイクを利用するよりも月極ライダーのほうが割安になります。
月極ライダーは生活手段や遊びなど様々なシーンでちょっとの間バイクに乗りたいという人にとって、お得にバイクを利用できるサービスです。