パニアケースとサイドバッグの違いや選び方

パニアケースとサイドバッグはどう違うか

バイク用バッグとして多く使用されているサイドバッグですが、その種類や形状は非常に多様です。
サイドバッグの中の一つ「パニアケース」は現在バイクの標準装備品としても使用されていることもあります。

まずサイドバッグとパニアケースの違いについて簡単に説明をすると、通常のバッグのような布製や革製のものを「サイドバッグ」、樹脂製のものを「パニアケース」として区別しています。

ですのでサイドバッグと呼ばれるものは非常に多くの種類があるのに対し、パニアケースは特定の形状と性質を持っているもののみが該当するということになります。

パニアケースが標準装備されているのは主に大型バイクのスーパーツアラーやアドベンチャーで、海外メーカーのバイクで特に導入が進んでいる印象があります。
日本においても大手メーカーで導入する動きが加速されており、タンデムシートをちょうど左右から挟み込むようにしてボックスが設置されていればそれがパニアケースです。

パニアケースの最大の利点は自分であとから積載しなくてもバッグとして利用することができるということと、鍵のかかるケース状をしていることから防犯的にも安心することができるという点です。

一方でパニアケースの場合一度設置されてしまうとあとから取り外しや交換をするのに手間がかかり、ケースごと持ち運ぶことができないというデメリットがあります。

片や通常のサイドバッグの場合、自分の好みのものを購入して愛車に設置できるというメリットがあります。
機動性の高いバッグにすることで、普段はバイクに積載することができつつ必要に応じて取り外して持っていくことができるということもできます。

しかしその半面で水濡れに弱かったり、バイクに乗せたままライダーが席を離れると防犯面で不安があるといったことが問題になってきます。

どちらもメリットとデメリットがありますのでこれから設置を考えている人は慎重に選ぶようにしたいところです。

パニアケースの用途、選び方

サイドバッグは専用のものも多く販売されていますが、工夫次第で普通のバッグをバイク用に使用することも可能です。
パニアケースの場合、バイク専用に作られているので他の用途で使用するのは難しいです。

パニアケースは安いものでも1つ2万円程度はしますので、両サイドにつけようとすると工賃も込でかなりの出費となってしまいます。

悪天候での走行が多いという人や、バイクを置いてその場を離れることがよくあるという人はパニアケースを購入をすることで安心と利便性を得られるので思い切って導入するのがおすすめになります。

サイドバッグは種類が多く販売されていますが、あまり大きなものを選んでしまうと左右の車幅が広くなり運転しづらくなるので注意が必要です。