インカムの選び方

他のライダーと会話ができるようになるインカム

インターコム(通称インカム)はバイクでの運転のしやすさを飛躍的に向上してくれるアイテムです。
現在ではツーリングをするときにスマートフォンを携帯して地図情報や渋滞情報、通話などを行うのが当たり前になっていますがインカムを使うことによりそれらをより快適に使用していくことができます。

特に利便性を発揮するのが複数の人と一緒に出かけるマスツーリングで、運転中に意志表示がとりにくい他のライダーに対して、無線で通話をすることで会話をしていくことができます。

親しいライダー同士であってもそれぞれのバイクの乗り方には違いがありますので、加速や減速、信号待ち、駐輪場の停め方など細かいところでお互いの考えが全く異なるということがよくあります。

これまではそうしたときのコミュニケーション方法として、ハンドサインやライトを使った合図が一般的に使われてきましたが、インカムを使うことによりさらに詳しくお互いの意思疎通をしていくことができます。

インカムはいくつかのメーカーから販売されていますが、最も有名なのば「B+COM」というサインハウスから発売されている製品です。
B+COMの特徴はコンパクトなクリップ型の形状をしており、ヘルメットに取り付けることで最大4人をグループ接続できるということです。

これはBluetoothを使って接続をする独自の「B+LINK」という技術が用いられているためで、誰でも簡単にすぐにグループペアリングができます。

ペアリングをすることにより、同じグループの会話の他音楽やラジオ、ナビの音声を確認していくことができるので運転中に手を離すことなく簡単に必要な情報を得ることができるでしょう。
他にも同様の製品は各メーカーから販売されているので、ロングツーリングをするときにはそうしたものを装備しておくのがおすすめです。

インカムの活用シーン、選び方

運転中に会話をする機会はいくつかありますが、ツーリングではまず信号前の合図や追い越しのタイミングといった時があります。

自分ひとりで運転している時も、黄色になりかけの信号機を通過するとき停車をするかそれともそのまま直進するかちょっと迷うことはあるのではないかと思います。
まして複数で一緒にツーリングをしているときは、もし自分一人だけ先に通過してしまった場合など、あとから追いついて来る人を待つために交差点を超えたところで停車をして待っていなければいけません。

追い越しについても同じで、高速道路で大きな自動車を追い越すタイミングをはかるときに他のライダーにそのことを連絡できれば一緒に行動ができて便利です。

その他にも細かい連絡をとることでいちいち停まったり折返しをしたりすることがなくなるので余計な手間が省けます。